直腸性便秘
2017年09月15日 (金) | 編集 |
 午後5時40分、仕事から帰ると、父がパンツもはかずにウロウロしている。
「便所はどこだったかなー?」とあわてている。
「こっちこっち」とバッグ片手に誘導する。
「ウー、ウー」と言っているもののちっともブツが出てこないらしい。
 トイレに行っては力んで、力み疲れては部屋に戻り、もよおすとトイレに急ぐ、そんなことがずーっと午後10時まで続いた。最後は、トイレでウトウトとして、
「船橋から来た釣りのお客は帰ったか?」とトイレのドアをあけて、聞いてくる。
「釣りのことは一切分からない。」と冷たく答えると、
「なんで俺はここ(トイレの便座)で寝ているんだ。」と自問している。どうやら便は出たようで、出すことで疲れてしまい、ついウトウトとして眠ってしまったらしい。

 とにもかくにもやっとトイレ騒動に終止符が打たれた。父は自分の部屋とトイレの行き来、そのたびにあーだこーだと助けに呼ばれ、夕飯も食べさせてもらえなかった。介護する身がもたなかった。
 どうにかなってよかったよ。

 ちなみに症状から、『直腸性便秘』というらしく、家にある下剤や浣腸薬はかえって悪化させるらしかった。
 生命保険のサービスで24時間の医療相談があるので、電話してみた。ID確認後、看護師さんが答えてくれた。
1.使い捨ての手袋をして、オリーブオイルを肛門にぬって、便が出やすい状態を作る。
2.お薬は、便を柔らかくする便秘薬(商品名は言えないと言われた。)を、薬剤師さんに相談して購入してほしい。
3.受診するとしたら内科でよいが、専門医を求めるなら、消化器内科をおすすめする。
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 ただいま毛染め中
2017年09月10日 (日) | 編集 |
毛染め中の父とそれを見る三毛猫「里」
「眠くていけねえ。早いとこ、流して横にならしてもらいてえな。」と父。
「20分、そのままでいてね。」
「20分って何時か?」
「時計、読めるでしょ。」
「いまなんじかわからねえ・・・。」腕時計をしきりにみるも、ついに時計まで読めなくなってしまった。

「なんだ?人か?」そういう会話を聞きながら、ものめずらしそうに父を見つめる三毛猫「里」

 そんな日曜の夕方でした。
 お茶を飲んでいってね
2017年09月08日 (金) | 編集 |
 きのうのお年寄りはどうしたのだろうと思う。警察が発見してくれたのだと思うことにした。

 どうすべきだったかを相談してみた。
「久しぶり~。来てくれたの~!あがってお茶を飲んでいって。」とさも知り合いのように装い、家にあげて、パトカーの到着を待つ。これが正解だった。
 確かに一瞬、家に入ってもらおうと思ったのだ。
「遊びに来てくれたの?たいへんだったねー。」言いわけではあるけれど、父をかかえ、夕飯の準備もあり、もうひとりお年寄りの面倒までは見られないと、それは選択肢から除外した対応だったんだ。

 今度、もし、こういうことがあったら、そのときのために覚えておこう。
 「ほっといてくれ!」
2017年09月07日 (木) | 編集 |
 父の歯科治療を終えて家に帰り着いた頃、自動車の中をのぞきこむようにしてフラフラと歩いているお年寄りがいた。見たことのないお年寄りだった。父を自動車から下ろして、家の中に入ってもらい、お年寄りの行き先を確認した。
 道路沿いの家を一軒一軒のぞきこんでいる。泥棒の下見なら大いに怪しいところだけれど、やや腰のまがったおばあさん、どうみても機敏な動きができなそう、盗みに入れそうにない。
 そうっと声をかけてみた。
「こんばんは、おうちはどちらですか?」
「うちがわからなくなっちまったよー。」
「ここはU地区ですけれど、お住まいはどちらですか?」
「S宿(小字)なんですけど・・・。」「うちに帰るにはこっちの方でいいかねー。」と逆方向を歩こうとしていた。
「反対ですよ。よかったら、お送りしますから途中までご一緒しましょう。」
「そりゃ困る。ひとりで気ままに歩きてぇんだ。」「いいよ、道はわかるから。」しかたないので、110番通報をしてしてしまった。緊急性のない通報にパトカーが来るのはだいたい20分かかる。こりゃパトカーが来る前に、見失うな。なんとか引き止めねば。もう一度声をかけた。
「お車を呼びましたから、ここで待っていただけませんか?一緒に待ってもらえませんか?」
「やだよー、車はきらいだから、乗らないよ。」
「そういわないで、これから暗くなりますよ。夜道は危ないですよ。」
「もう!かまわねえでください!ほっといてくれって!」と怒ってどんどん歩いて行ってしまった。

 数分後、このお年寄りが家の前の道を歩いているの見た。どうやら家の方向と反対方向へ体が向くらしい。こういうお年寄りは道に関係なく歩き、駐車場に入っていき、行き止まりだとわかると、塀の間でも進んでいこうとする。その先がどうなっているか関係ないらしい。我が家のルンバと一緒だ。
 このお年寄り、途中でつぶやいた。
「うちに帰れなくてもいい。このまま死んでしまってもいいんだよ。」悲しい気持ちでいっぱいになってしまった。こういう徘徊老人はみな困っているかと思ったらそうではなくて、希死念慮いっぱいな人もいるんだと・・・。

 父がこうならないようにしようと我が身に置き換えた、夕食前午後6時過ぎのできごとだった。
 頑張って歩こう!
2017年07月30日 (日) | 編集 |
 きのうの土曜日、美容室で父の髪をマニュキュアで染めてもらい、本日床屋さんでカットと顔をそってもらった。
「車で行かねーのか・・・。」と不満タラタラの父に、
「健康のために、ゆっくりと休み休みでいいから歩いていこう。」とおだってすかして午後4時、日差しがやわらくなったところで歩いてもらった。
 帰り道も当然歩き。
「車で行かねーか。」と再び言う父に、髪がきれいになって歩いているところを写真に撮りたいからとおだてて、歩いてもらった。そして、撮った写真がこちら。
床屋さんの帰り道の父

 休み休み歩いて、家に帰り着くや自分のベッドに倒れこむように横になってしまった。
家に帰りつくやいなや横になってしまった父