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生後一ヶ月
朝の散歩の後、すぐに猫部屋のお風呂場に行った。案の定、大きな声で子猫が鳴いていた。 めやにがべったり、敷物にはノミの死骸がいっぱいだった。ロイヤルカナンのキトンを与えたが、カリカリと音を立てるものの少し食べると食べるのをやめてしまった。 ノミ取り櫛で体をすいた。ひえー、すごい!ザりザリって感触が手に伝わってくる。櫛の目いっぱいのノミのフン。これじゃ太れないわけだ。
きれいになったところで動物病院へ行った。名前は『ラス』とつけた。草の中で動かなかったので、草『グラス』→『ラス』とした。女の子なんだけどね。 体重400g、生後1ヶ月くらい、栄養失調気味なのでどんなにいっても月齢5週くらい。 「目はお薬を出しますが、耳ダニはどうですか?」と先生が綿棒で耳の中をすくうと、今まで見たこともないほどの黒いかたまりが付いていた。ひえー!もう、あれもこれも予想以上で卒倒しそう。 耳洗浄をして耳ダニ駆除の注射をした。 「一週間後にもう一度見せてください。」 「ダニもうつりますから、しばらくは他のねこちゃんから隔離してくださいね。」
あんまりよろしくないが、子猫のラスは猫部屋でモンチとメタ、里にごあいさつしちゃったよ。里はさすがだね、面倒看たそうにしていた。感染症の病気がなかったら、ラスは里に預けよう。と言っても一ヶ月も先の話になるけどね。
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